リスティング広告を触ってる人のブログ|PPC-LOG

主にリスティング広告をはじめとするインターネット広告、マーケティング関連の記事を書いています。

Googleアナリティクスに広告運用者はどう向き合うべきか

誰がどのような役割を担い、どのような最適化を行なっていくかは非常に大切なことなはずなのに、現場では誰が何の数値をしっかり見て、どのような働きかけを行なっていくのか、不明確なケースが非常に多い。

 

その点について以前より自分の中で引っかかりがあり、先日下記のようなツイートをした。

 

 

そもそも役割が不明確であれば、策の練りようがない。

 

本日はその点について、特に役割責任者・管理者が曖昧なケースが多い、「Googleアナリティクス」について深掘りしていければと思う。

 

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 例えば、Googleアナリティクスの数値を誰がどう見て、どのようなアクションを講じていくかといった点については特に不明確なケースも多い。

 

それは現場において、本来その役割を担うべきデータアナリティスト、データサイエンティストが特にスタート段階の案件や、少額予算での広告運用の現場においては不在なケースが多いためでもある。

 

1.広告運用者はGoogleアナリティクスとどう向き合うべきか

今回はアプリではなく、ウェブにフォーカスして話をしていこうと思う。

 

広告運用者はそもそも、Googleアナリティクスとどのように向き合うべきなのだろうか。

 

結論、私はアナリティクスは触れられるに越したことはないが、中途半端に触れる人間が間違った分析を行い、間違った結論を導き出すケース(最悪、結果的に成果の悪化を招くケース)が珍しくないため、中途半端に触るぐらいなら、広告運用者は全く触らない方が良いと思っている。

 

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過去のブログ記事で私は、「GAはほとんど使えなくても問題ない」と記載しているが、それは初期段階において、広告運用者が習得すべき能力は広告の運用力に他ならないという考えに基づくものだが、更に併せて、上記したような最悪のケースが引き起こされるケースが決して珍しくなく、場合によってはさらに後に、正規のデータアナリティスト、データサイエンティストが活動する際の障害を作ってしまうケースも少なくないためでもある。

 

つまり、中途半端に触るぐらいなら触らない方が良いし、実際全く触れなくてもいいように思う。

 

広告運用者の仕事は広告の運用による成果最大化なのだから、むしろそこからブレない人の方が、実際においては成果を出しているケースが多いように感じる。

 

2.Googleアナリティクス×Google広告の施策について

 

しかしながら実務において、クライアントから「Googleアナリティクスを使ったGoogle広告の施策の実施を要求された」といったケースも起こり得ると思う。その際はどのように対応すればいいのだろうか。

 

実は単純で、Googleアナリティクスに関する初心者向けの情報を検索し調べるほか、書籍を買いに走り、 知識と身につけ実践すればいいだけなのである。(Google広告とGoogleアナリティクスの連携、データの受け渡しについての要点は、ここ数年大きく変わっていない。そのため書籍を読むだけでも、十分に内容はカバーできているように思う) 

 

3.広告運用者はGoogleアナリティクスの何を最低限知っておくべきか

Googleアナリティクスに触れなくても良いが、Googleアナリティクスで必要とされる、「専門用語を正しく理解し、使うこと」は、実務においても必要なシーンが多いように思う。これは正しく質問者、専門家とコミュニケーションをとる上で最低限必要な能力であり、専門用語を理解していないと、最悪の事態に直面した際に、事態の深刻さに気がつけない、正しく助けを要請できないためでもある。

 

また例えば直帰率、セッション、セッション時間といった専門用語を理解していないと、上記したような「Google広告の施策の実施」の際に間違ったユーザーリストを作成してしまい、結果機会損失を招いたり、意図しない施策のKPI設定、成果指標の設定をしてしまいかねない。

 

そのためまずは、正しく専門用語を理解するところから始めることをオススメする。

 

4.良質な専門書に目を通し、ウェブアナリティスト(プロ)の声にも耳を傾けるべき

私は上記にて、散々「GAはほとんど使えなくても問題ない」と述べてきたが、それでも実際にはGoogleアナリティクス関連の書籍が発売されれば大抵は購入し読んでいるGAマニアでもあり、アプリ版もかなり使い倒している。(能力として身につけたいというよりも、単純に便利で面白いからである)

 

最後に「広告運用初心者だが、Googleアナリティクスに関する知識も身につけたい」という方向けに、情報をアナウンスしておければと思う。

 

まず知識としてインプットする初期段階においては、なるべく最新書籍で評価されているものから手をつけることをオススメする。例えば今年の4月ごろに発売された『いちばんやさしい Googleアナリティクス 入門教室』は、タイトル通り初心者にも取っ付きやすい内容で、私自身一読した上でGAIQ(Google アナリティクス個人認定資格)への意欲を駆り立てられ、GWに実際に試験を受けてみるキッカケにもなった。

 

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ネット上には、かなりいい加減なGoogleアナリティクスに関する情報発信を行なっているブログなども少なくなく、正直鵜呑みにするのは危険なものも多い。書籍であればプロが執筆しているほか、監修も入っていることが多く信用できるため、最初は書籍でのインプットを推奨する。(ただし情報が古いものは内容が変更されているケースも多いため、最新刊行のものを読むことをオススメする)

 

また今年はGoogleアナリティクスに関する書籍が豊富に刊行されており、他にも『現場のためのGoogleアナリティクス Webサイトを分析・改善し倒すための技術』『徹底活用 Google アナリティクス デジタルマーケティングを成功に導く解析・改善のための操作ガイド』など、中級者以上を対象にした書籍も充実していて、いずれも読み物として面白い。

 

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特にGoogleアナリティクスに関する最新情報を受け取りたい場合は、衣袋氏のメルマガ「週刊GAフォーラム」に目を通すことをオススメする。管理画面の変化情報や、最新のリリース、GA関連書籍の新刊情報など、鮮度、精度、取り扱われる情報の重要度、いずれも申し分なく、とても参考にある。

 

gaforum.jp

 

ウェブアナリティスト(プロ)の意見や話にも耳を傾けつつ、触れていくと単純に面白く、世界観も自然と広がり、運用型広告への向き合い方にも良い影響があるように思う。

 

最後に

冒頭で話した「誰がどのような役割を担い、どのような最適化を行なっていくか」について、話を戻したい。

 

今回話したように役割責任者・管理者が曖昧なものに関しては、誰かが役割を演じてしまうケース、役割を押し付けられるケースも少なくない。(例えばリスティング広告の専門家がSEOの相談にのる、相談するなど)

 

しなしながらそれは金銭を受け取り、対価を提供するプロの立場としては不自然な行動であり、やはり本格的なWebサイト分析や解析は、正規のデータアナリティスト、データサイエンティストが行うべきだと思う。またプロではないにも関わらず、無責任に相談に乗って対処していく形は、前述したようなトラブルのもとにもなりやすい。気軽に何でも受ければ良いとは考えないほうがいい。また相手がこちらを、「Web全般のプロ」と錯覚し、相談してきているケースも少なくない。専門性が違うことをしっかりと伝え、まずは正しく誠意を持って対応していくことが必要だ。

 

またリスティング広告の専門家であれ、SEOの専門家であれ、時たまプロのアナリティスト並みに理解している人も散見するが、それは非常に稀な存在であり、正直同じようになろうとすると、高確率で無理が生じるように思う。

 

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