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主にリスティング広告をはじめとするWeb広告、マーケティング関連の記事を書いています。

Google 広告における「広告表示オプション(自動)」とは

Google 広告の広告表示オプションには、下記のように複数のものが存在しています。

 

  • 住所表示オプション
  • アフィリエイト住所表示オプション
  • コールアウト表示オプション
  • 電話番号表示オプション
  • メッセージ表示オプション
  • サイトリンク表示オプション
  • 構造化スニペット表示オプション
  • 価格表示オプション
  • アプリリンク表示オプション

 

しかし、それ以外にも広告表示オプションは存在しています。「広告表示オプション(自動)」と呼ばれる類のものです。

 

 

 

「広告表示オプション(自動)」とは

「広告表示オプション(自動)」は Google 広告にのみ存在します。 Yahoo! 広告上には存在しません。そしてデフォルトの設定では、アカウント開設時から「オン」にされています。

 

Google 広告の公式ヘルプ上には、次のように記載されています。

 

広告表示オプション(自動)を使用すると、より魅力的な広告を掲載できるため、新規顧客を獲得するチャンスが増えます。Google 広告では、広告の掲載結果向上につながると予測される場合に、広告表示オプション(自動)が自動的に作成され、広告の下に表示されます。ほとんどの広告表示オプション(自動)は、すべての広告タイプで表示されますが、デスクトップとノートパソコンにのみ表示されるものもあります。

 

上記されている通り、広告表示オプション(自動)が自動的に作成され、広告の下に表示されます。

 

そのため一見すると通常の広告表示オプションと見分けがつかないため、注意が必要です。

 

「広告表示オプション(自動)」の種類

「広告表示オプション(自動)」には、下記のように複数のものが存在しています。

 

  • 電話番号表示オプション(自動)
  • メッセージ自動表示オプション
  • 動的サイトリンク表示オプション
  • 動的構造化スニペット表示オプション
  • 住所自動表示オプション
  • 販売者評価表示オプション
  • 動的コールアウト表示オプション
  • 長い広告見出し(ヘルプ上記載なし)

 

ほぼ全てのオプションが「動的」「自動」です。サイト上の情報を読み取る他、連携しているGoogle マイビジネス(以下、 GMB )からデータを受け取り、自動生成されるものと捉えていただき問題ありません。

 

例えば、ページ内の「最終ページ URL 」と同様のドメインページのリンクを探し出し「動的サイトリンク表示オプション」を作り出したり、 Google 広告アカウントに紐づいている GMB のデータを参照し、「住所自動表示オプション」を生成するなどといった形で機能しています。

 

「広告表示オプション(自動)」の取り扱いには注意が必要

例えば以下のようなシチュエーションで、広告表示オプションの内容を変更したいケースは多くあります。

 

  • 店舗をクローズしていて通販だけで対応している
  • キャンペーンは終了したのでサイトリンクから外したい
  • 取り扱い商品ラインナップに変更があった

 

これらの際に、手動で設定可能な広告表示オプションを変更したとしても、「広告表示オプション(自動)」が機能してしまい、意図した広告配信ではない広告配信がされてしまう可能性があります。

 

自分の運用例で言うと、 サイトリンク表示オプションが審査落ちしてしまい、審査落ち対応をする前に「広告表示オプション(自動)」の「動的サイトリンク表示オプション」が機能しているケースなどを見たことがあります。

 

前述した通り、「広告表示オプション(自動)」は、デフォルトではアカウント開設時にオンになっています。そのため、ある程度意図した広告配信を実施したい場合、「広告の候補 ( Ad Suggestion )」と同様に、注意が必要なのではないかと考えています。

 

「広告表示オプション(自動)」によって起こりうるトラブル

「広告表示オプション(自動)」が機能することで起こり得るトラブルが想定されます。

(1)合意なき広告配信

例えば「動的サイトリンク表示オプション」の場合、任意のページ、指定の商材以外のページが広告配信されていると広告主に受け取られ、トラブルになる可能性があります。また「広告表示オプション(自動)」において、特定のページを除外してスクロールさせるなどの設定は出来ません。 

 

通常「サイトリンク表示オプション」が設定されている場合、「広告表示オプション(自動)」内の「動的サイトリンク表示オプション」が優先的に表示されることは経験上ほぼあり得ません。しかし上記した通り、 サイトリンク表示オプションが審査落ちしてしまうケースなどにおいて、「動的サイトリンク表示オプション」が機能してしまうケースは想定されます。

 

そのため「サイトリンク表示オプションを設定しているから大丈夫」と言い切れるわけではありません。

 

また前述した通り、実店舗をクローズしているケースし、通販のみ取り行っているケースで「住所表示オプション」を有効にしている場合、「住所表示オプション」を停止すると「住所自動表示オプション」が機能し始める可能性があります。

 

(2)計測異常

最終リンクURLにサードパーティ由来の計測用パラメータなどを設定し広告効果計測をしている場合、「動的サイトリンク表示オプション」 などが有効となり広告配信された場合、計測できない不明な流入が広告経由で発生します。

 

「広告表示オプション(自動)」の存在理由とメリット

ここまで「広告表示オプション(自動)」に関するマイナスな側面について多く言及してきました。しかしながら当然存在する理由、メリットも存在します。

 

この点についてはかなりマニアックな言及でかつ、ボリュームのある内容となってしまったため別途noteに記載しました。かなり仮説ベースで話を展開しています。その点ご承知の上、興味がある方はそちらをご参照ください。

 

note.com

 

「広告表示オプション(自動)」の解除方法

最後に、「広告表示オプション(自動)」の解除方法についても触れておきます。「広告表示オプション(自動)」は、「広告と広告表示オプション」内にて解除可能です。少しわかりにくい仕様のため、動画でご紹介します。

 

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