PPC-LOG

主にリスティング広告をはじめとするインターネット広告、マーケティング関連の記事を書いています。

運用型広告においても『時差は金なり』

 

最近読んだ面白かった本の話

実は今年の3月ぐらいに千田琢哉さんの本にどハマり、今年の2月3日から4月1日にかけて著作を31冊Amazonで購入し、読みふけったりしていました。(ちなみに千田琢哉さんは2007年から、2019年12月現時点で163冊の本を書かれています)

 

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その中で、実際に千田さんが何冊かの本を取り上げ、紹介していたのですが、特に何度も取り上げられており、実際自分自身も読み、面白かった本に『時差は金なり』という本があります。

 

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内容としては、総合商社の仕事について紹介している本なのですが、この書籍は出版された当時は「商社」は世間一般には認知されておらず。業務実態が謎で、その仕事ぶりなどはあまり知られておらず、どうやら広報の意味も込めて出版された本のようです。(その割にタイトルがタイトルな本ではあるのですが...)少し古い本なので、今と比べると少し知識がズレている部分もある一冊なのですが、本質的なところはズレていません。

 

この本の中では、商社とは市場における品薄や、原料の新たな産地が確認できれば即抑え、即連絡しあい、市場の需給に即対応できるように手配し、最大限利益を確保できるように画策するという、時差を利用し、巨万の富を稼ぐビジネスであることは、実際の戦後の実例をベースに、ありありと書かれています。

 

例えば、また近年では珍しくありませんが、いすずのトラックをいかにタイなどのアジア圏で広めていったかについて、また現地の人とのコミュニケーションが上手く取れない中で、どのように推し進めていったのかなど、詳細に記載されています。(本質的な部分は現代でも変わらない内容のため、現代のベンチャー企業が海外に支社を作る際も参考になる内容が記載されています) 他にも南アフリカの国々で、

 

そんな一冊です。時間がある方はぜひどうぞ。

運用型広告も、『時差は金なり』

読んでいて思ったのが、例えば我々の仕事(広告運用)の本質も、非常にこの本のタイトル(『時差は金なり』)、内容に似通った点があるというところ。例えば、新規施策のローンチ、新機能の実装、新しい広告枠の確保など、すぐに始めることで他社と比べ一時的であれ大きなアドバンテージを作れることは数多くあります。また参入企業が少ない場合、単価がオークションに基づく入札形式の場合は特に低くなる傾向にあるため、流入の質が変わらない場合、既存の他施策に比べ低い獲得単価で獲得できる可能性があります。(一時的にではありますが...)

 

また初期段階において、うまく立ち回ることができれば、媒体側に上手く交渉することで、特定の商材において、広告配信を事実上、独占できるケースも珍しくありません。

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そもそも仕事は、全てにおいて遅いより早い方が好ましいです。「早い」というだけで、付加価値があります。

 

国内外でのプロダクト、サービスの差分

例えば、日本人のプロダクトを例に考えると、SONYはかなり完成品を作ることに執着していますが、それは国内だけでの話で、むしろ海外では3、4割程度しか出来上がっていない状態でサービスをローンチしたり、製品を販売し、あとはユーザー、サードパーティー製品に欠陥箇所を埋めてもらったりしているケースも珍しくありません。

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広告運用においても、海外案件ではサイトが不完全な状態でも広告配信を開始するケースが珍しくありません。いえ、むしろ多いぐらいです。むしろその間に広告配信を出来ないこと、集客を出来ないこと、1件でも多くの、いますぐコンバージョンするはずだったユーザーを取りこぼすことの危険性の方を注視します。これは、日本ではあまり考えられないビジネスの展開手法かもしれません。

  

あらゆるシーンにおいて、判断は確実に、正確に、そして素早くできるようになっていく必要がありますよね。

 

最後に

例えば、クライアントからのメール返信も、相手の求める的確な回答を文章として用意する前に、「本日中に折り返しますね」といったメールを先に送るだけでも、メールの受け手にとっての印象は変わってきます。10時間かけて完璧な回答を送るよりも、むしろ即メールを確認したことを伝えるメールを送り、その上で返信期日を伝えることで、もしかすると相談してきたクライアントはその旨を上司に共有でき、心の荷が降ろせるかもしれません。そしてクライアントも、それをまずは望んでいるかもしれません。

 

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