PPC-LOG

主にリスティング広告をはじめとするWeb広告、マーケティング関連の記事を書いています。

広告運用者のキャリアの話

実は自分自身、広告運用がある程度できるようになってからしばらくの間、会社に所属しチームで広告運用をすることに対して違和感を持っていた時期がありました。率直に言ってしまえば、以下のようなことを考えていました。
  • 今の体制のままやっていくよりも、他の代理店で実力を試したい
  • フリーランスという選択肢はどうなのだろうか
  • インハウスの方が、広告運用に集中できるのではないか?
そして運用歴2年目ぐらいから、 Twitter を始め運用型広告に関する情報収集を始めましたが、その頃から外部からの甘美な誘いは確実に増えてきます。
  •  Twitter 経由でのお仕事依頼 DM
  • 退職者した先輩からの facebook メッセージ
しかし自分の場合、4年目から意識が変わり、「自分の場合、広告運用は代理店に所属しチームで行った方が良い」と悟り、今でも広告代理店に所属し、広告運用をしているに至ります。
今日は「広告運用者のキャリアの話」をしたいと思います。
自分自身は正直な話、キャリアプランを考えた上で行動する必要性は必ずしもないと思っています。しかし今の仕事を突き詰めた結果、どこにいたるのかが薄っすらとでも見えているのと、そうでないのとでは雲泥の差です。「今の仕事」に対するの濃密さを上げるためにも、ぜひご一読いただければと思います。
「広告運用」の仕事を突き詰めていった末のキャリアパターンは、実はそれほどパターンは多くありません。 自分が今まで出会ってきた優れた仕事人を参考に、4分類にしてみました。4分類を細かく見ていくと、次の通りになります。
  • スペシャリスト
  • ハイブリッド
  • 教育者
  • 経営陣

(1)スペシャリスト...フリーランスの広告運用者に多い。広告運用に多くのリソースを割き、マネジメントや組織育成に対する興味関心は比較的薄い人が多い

(2)ハイブリッド...広告代理店の営業担当者、サイト制作者などに多い。運用型広告に関する知識、知見、経験がある広告運用担当者以外の職種に就いている人

(3)教育者...広告代理店において社内の運用者の育成を担当している、または社外の運用者に対して教育サービスを提供している人。

(4)経営陣 ...運用経験、運用型広告について精通した経営者・経営陣。

 

自分は、自分自身は(1)の傾向が強いように認識しています。

 

実際社外のフリーランスの方ともコミュニケーションを取る機会が多々あるのですが、代理店に所属している方と話す時よりもウマが合うことも珍しくありません。また退社された方と飲みにいったりなどすると、「まだ独立していない!?」とむしろ驚かれたりしています。

 

しかしながら、自分はフリーランスの方のように、自分であらゆる事務的処理をこなしたり、手数料を自分で交渉したり、料金メニューを自分自身で設計したりしつつ、今のレベルの広告運用が出来るとは考えていません。もちろん時間をかければできようになっていくとは思うのですが、目の前の成果や顧客の期待を裏切るような形にもなりかねませんし、「広告運用」以外のことに自分自身のリソースを使うのがあまり好きではないので嫌です。

 

また自分の場合、誰か他の運用者と喋りながらアイディアを練り出し、広告や施策案を作り出すことが非常に多く、それらは独立し、フリーランスになると実行できなくなることが想定されます。そして(1)を突き詰めたとしても、(2)(3)の知見、つまり教育や広告運用以外の知識がなければ、仕事を部分的に外注することも、アルバイトを雇用し仕事の一部をお願いすることも困難で、ジリ貧になることが見込まれます。

 

そのため(1)を突き詰めるよりも、少しでも今まで100%「広告運用」に割いていたリソースを、教育や広告運用以外の知見獲得のために割いているというのが今の状況です。 下記図は、上記(1)〜(4)を図解したものです。

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当然適性がある属性を突き詰めて進んでいった方が楽ですし、精神的なストレスも少なく、理想的といえば理想的ではあります。しかし、それは今現時点での話にしか過ぎません。仮にフリーランスとして活動を開始して、何歳までフリーランスを続けるのでしょうか。5年でしょうか。10年でしょうか。自分が常に運用者として、最盛期のままのポテンシャルを維持し続けられるでじょうか。老眼や腰痛といった悩みを抱えず、常に管理画面に向き合い続けられるでしょうか。例えば、以下のような心意気・大義がある場合は、独立するに十分な理由だと思います。

  • 勝負がしたい
  • ◯年で法人成りさせる
  • 覚悟はできている
  • 社会のために、理念があって広告運用がしたい

自分の場合、そういった思いはありませんでした。そして、「その程度の思いなら考え直そう」と考えました。そして今現在、フリーランスとしての独立などは視野から外し、上記(2)(3)を長期的には意識しながら、今の目の前の仕事に集中するよう心がけています。

 

もし、この記事を読まれた方が、自身のキャリアについて悩んでいらっしゃるのであれば、自分の今一番やりたいことが何のなのかを考え、自分の将来像をうっすら思い浮かべつつ、自分の考えを何よりも最優先にさせていきながら後悔のないように、長期休暇などを有効活用しながら、ゆっくりと考えていく形を強くオススメします。

 

自分の人生は、人に委ねるべきものではありません。

@RKawtr