PPC-LOG

主にリスティング広告をはじめとするWeb広告、マーケティング関連の記事を書いています。

広告の成果はどこまでが広告運用者の責任か

運用型広告の成果はどこまでが運用者の責任なのでしょうか。例えば、SEOの順位が落ちれば、時差で検索広告のパフォーマンスも連動して落ち込むことが珍しくありません。特にBIGワードなどは顕著に影響を受ける印象です。 広告アカウントは大規模なもの、月に数百万単位で広告費を投下し、媒体も複数にまたがっているような場合、運用者ですら把握できていない、思いもよらぬ間接効果も多いものです。

 

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そのようなアカウントの場合、そもそも実数と寸分違わないコンバージョン数を計測するのは不可能です。ROAS計測なんて本当に難しい。ITPやデバイスの多様化が進んだ今、それは無理です。あくまでも今現在出てきている数値は、目安値として受け止めた方がいいと思っています。

 

成果を細かく見ていくなら、サードパーティツールが必須です。でもサードパーティーツールを導入する場合...

 

「そもそもこのツールの精度ってどうなの?」

「導入したとして費用対効果は釣り合うの?」

 

などなど...色々考えなくてはいけない部分も多いです。

 

また広告間の間接効果を細かく見ていくと、単一の媒体の成果調整が全体のパフォーマンス改良に大きくコミットするどころか、逆に全体的の足を引っ張っていたというケースを目にすることも珍しくありません。

 

例えば、Google 広告で自動最適化を進めていたとしても、アカウントの中だけで最適化されてしまい、媒体を跨いだ間接効果までは調整の視野には当然入っていなかったりすることで間接効果がガタ落ちし、全体のパフォーマンスが悪化などが起こり得るのです。広告間の間接効果ですら、全体のパフォーマンスに大きく影響を与えることは珍しくないわけですから、SEOが落ち込んだりした場合、検索広告のパフォーマンスが悪化することはもちろん、SEOが落ち込むことで優良なサイト流入者が減り、リマーケティングのパフォーマンスが悪化するのは、必然的不可避です。

 

自分は、運用型広告は今後ますます複雑系に転じていく(僅かな差が、大きな結果の差を産む)と思っています。

 

 

表題の件に戻りますが、自分は上記の事象なども踏まえて、広告の成果は必ずしも広告運用者の責任によるものだとは考えていません。ただし...適切に打ち手を打つ、毎月のお打ち合わせで展開する施策について丁寧に説明し、商材についての理解度を高め広告文を1件でも多くのCVが増えるようにアレンジする。複雑系に転じていく中で、そのような姿勢が必須だと考えています。

 

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